で、先日の続きです。
先日→ ~天狗様、どうかお願いっ!~編
見事に?凶を引き当てたバニ子でしたが、そんな記憶は即行で抹消し、
腹ペコの状態で今度こそ頂上を目指すことに。
…って、こんなくだり前回も書いたような…。
と、ともかく今度こそ向かったのです、頂上へっ!
【本日のコース】
登山ってことも忘れるくらい結構楽チン♪だったんだけど、そこは流石に“ヤマ”。
「なめてもらっちゃ困るぜっ」とばかりに、上に進むほど坂道はどんどん急に。
病み上がり&運動不足のバニ子、
もぅ、もぅ、アンヨが言うこと聞きましぇん、進みましぇん、上がりましぇん、状態に陥り、
結局、連れのH君に引っ張られながらの頂上到着という無残な姿を披露。
カメラに向けた顔は笑顔だけど、がっつりH君に引っ張られてます。
山頂599.03m。やったよぉー!って、山の山頂ってこんななの?
待ちに待ったこの瞬間。
初めての登山での、初めての山頂。
どんなすばらしい景色がっ、どんなすばらしい空気がっ、待ち構えているの?
そんな夢見る少女の妄想は、秒殺で砕けちりましたよ。
どんだけ人多いんだ!
どんだけ砂ホコリ舞ってんだっ!
ほんとの頂上はどこなんだっ!(←頂上は広場だったから)
山頂といえば、お約束のようにやっぱり言うよね?下界に向けての「ヤッホー!」。
…そんな行動が一切思いつかなかったくらい、人&砂ホコリで、
空気が薄いだの美味いだの眺めが素敵だの、そんなのどーーでもいいから、
もうこんな場所には数分もいられネーよ、目も開けてられネーよ、って感じ。
結局まともにゆっくり頂上を満喫することもなく、
頂上でランチしようね、という体力回復計画も、空気の悪さに断念。
休む間もなく、仕方なく空きっ腹を抱えながら下山開始決定。エーンっ!
1号路を昇ってきたので、下山は違うコース(4号路)をチョイス。
どっか途中でメシ食える所あるっしょ(っていうか、あってくれないと遭難するよっ!)
っていうノリで歩き続けるバニ子たち。
4号路はこれぞ山道!と言わんばかりの塗装もほとんどされていない細道。
山道には木々の根っこがニョキニョキ顔を出し、
下向いて足上げて気をつけないとこけたり落ちたり危険な道々。
倒木の後や見渡す限り雑木林など、自然満載な4号路。
ここに来て、やっと“ヤマ”~って感じぃ~~~~、という感覚を与えてくれました。
写真を撮るのも危険度100%、足元気をつけないと落ちちゃいます。
落ちたらちゃんと見つけてもらえるんだろうか…ってくらいの雑木林。
空きっ腹抱えてフラフラ山道歩いている私達の姿、
それはまるで「遭難者ご一行」に見えたかもしれません。
しばらく進むと、ようやくランチをとれそうな開けた場所に。気付くと14:00近く。
なによりも食い気が勝るバニ子、よくぞこの時間までダダこねずに頑張った!エライッ!
って、誰も褒めちゃくれなかったけど。
とにかくランチ♪ランチ♪
腹こしらえも無事に終了し、いざ「吊り橋」へ。
この4号路を選択した理由は、この「吊り橋」が目的。
どんなに怖いんだろう…ウホッ♪。どんなに揺れるんだろう…、ウキッ♪。
絶叫マシン好きのバニ子、期待度満々で向かいました。
んー、あんまり揺れなーい!もっとグラグラ想像したのにぃー。
鉄筋ワイヤー製で超頑丈、犬でも平気で渡れちゃうくらいー♪チッ。
橋の下に流れる小川は細く流れも穏やか。
橋に至っては、頑丈で大勢が一度に渡ってもさほど揺れず。
高さもさほど高くなく。これぞまさしく
ちゅーとはんぱー!あたいの期待度を返せっ!
ってことで、期待していた「吊り橋」が超安全に終わり、次に向かったのは2号路。
2号路には「さる園・野草園」があります。
入園料400円ですが、K君が迷いもなく「入るっ!」と決めたので行ってみました。
とりあえず穴あきパネルには顔入れて1枚撮るよね?
まずはお猿さんたちにご挨拶…って、ほとんど寝とるがなーっ!
動けっ!ダランとするなー!愛想振りまけっ!それがお前らの仕事じゃぁー!
っていうくらい、ダラーんとしたお猿さんたちがいっぱいでした。
お母さんサルの胸に隠れている黒い子供は
丁度5日前に産まれたばかりの赤ちゃんサルだそうです。
飼育員のおじさんがいると、少し活発になるけど、それ以外は密集してジッとしてた。
ここでは飼育員のおじさんによる解説やえさ遣り風景などが見られます。
次に向かったのは隣接する野草園。
狭いながらも小道にこじんまりと野草が咲いてました。
ちゃんと野草の近くにはそれらの名称が書かれたテンプレートが刺さってました。
この野草園の中では、野鳥たちの鳴き声が間近に聞こえ、
目を凝らして木の上を見上げると、素人のバニ子でも野鳥を見つけることが出来ました。
あんなに人だらけの山道でしたが、400円をケチったのか、
サルも野草も興味ねーよ、っていう人ばかりだったのか、
ここはとても静かでゆっくり野鳥の鳴き声を聞くことが出来ました。
帰りも行き同様、楽をしようとエコーリフトでの下山を考えていたのに、
さすがGW。ものすごい混み様。
すると、人員を整理するおじさんがバニ子に声を掛けてきました。
「下山するの?ケーブルカーは60分、リフトは80分、歩くと40分、さぁどうする!」
と、畳み掛けられるように迫ってきたのです。
まるでそれは「歩いて下山しやがれ、このデブがっ!」
と言っているかのよう。
肝の小さいバニ子一行。
往復券を購入したにも関わらず、おじさんに言われるがまま払い戻しをし、
40分の歩いて下山をチョイス。
40分…。下山…。うーん想像できねー。
と、とりあえず下山する前に体力回復作戦よっ!
という事で高尾山新名物「天狗焼き」を購入。
「天狗焼き」はカリッ&モチモチとした生地、甘さ控えめの黒豆あんが絶妙。
実はスタンプラリーもやってました!子供に混ざってハンコの奪い合い。
体力も充分に回復し、いざ下山開始。
40分も、しかもなかなかの急勾配の道のりをひたすら降りる。
「誰か止めて~」って言うくらい、重力に任せて足がどんどん前に進んで降りてゆく状態。
途中で最年長H君が、「マジやばいから一回止まろうぜっ!」と休憩指令を出したくらい。
一斉にアキレス腱伸ばし、屈伸…って、今更かいっ!っていうくらい足の準備運動開始。
残り半分を一挙に下山しました。
ふもとに到着したのは17時くらいだったかなぁ~?
丸一日高尾山を満喫したバニ子たち、帰りの電車じゃ疲れで魂抜け落ち状態、
ほとんど会話もなく、解散したのでした。
ほとんど寝込んでいたGWだったけど、それでも高尾山に行けたので良かったです。
振り返ってみると、「なんでこんな場所で写真撮ったの?」という写真が満載だったけど、
これはこれでいい思い出。
高尾山にはゴミひとつ落ちてなく、登山客のマナーがすばらしい。
あたしみたいな登山初心者でも登山感覚を味わえ、
コースによっては本格的な登山も体験できる。
要所要所に売店があり、頂上の蕎麦は名物だとか。
(↑5/13OAのcartoon KAT-TUNで知った。)
だから弁当持参とか必要なし。気軽に行けるのも魅力のひとつ。
ミシュランで3つ星獲得も、納得かなと思いました。(まぁ、他の山しらないんだけどね)
今度は紅葉の時期とかに行ってみたいかなぁ~。
体力と気力があったらね…。
↑今度は健康な時に行こう…。
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