えー、先日の続きです。
先日→ ~病み上がりだけど行っちゃうよ~編
無事ほとんど歩くこともなく、
たったの6分間で高尾山の3分2(472M)についてしまったバニ子一行。
ようやく頂上に向かって登山開始。
病み上がりだった上、すっかり運動不足のバニ子。
この先長い?頂上までの道のりを想像すると、
途中途中にある土産・茶屋で見かける“登山杖”を購入すべきなんじゃねーか?と
ちょっと心奪われながらも、
「いかん、そこまでおばあちゃんじゃないっ!」と言い聞かせ、
自分にムチ打ちながらゆっくりと歩きはじめました。
いろんな登山コースがある中、バニ子一行が選んだのは「一号路」。
しばらく進んでいくと、最初の見どころ「たこ杉」に出会いました。
(※以下写真クリックすると拡大表示されます)
高さ37m、樹齢450年の老木。
昔伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折したという伝説があるらしいです。
根っこはまるで「たこの足」そっくり。
あまりの人の多さに根っこの全体像が撮影できなかった。
昔、登山客が開運の御利益がてら根っこを触りまくった為、すっかり変色してツルツル。
今は『「たこ杉」からのお願い』と称した看板と囲いが設置され、
「根っこに昇らないで!」や「幹や根にも触らないで!」と、
切実なお願いがしてありました。
その注意書きの書き出し、「わたしも450歳~」。
おいおい、「たこ杉」歳取りすぎで精霊化したのか、とうとう喋っちゃったよぉ~!
…のような表現。
そんな語り口調でお願いされたら、きかないワケにはいかない(^^;)
はいはい、触りませんとも。昇りませんとも。
「たこ杉」に群がる人々を避けて、しばらく歩くと「浄心門」をくぐります。
見よっ!この人だかり。GWは休んどけっ!何故に山登りをする!
3つ星獲ったからか!ミシュランに踊らされてるのかっ!…って、あたしもか…(^^;)
とにかく人が多いので、オチオチ記念撮影♪と称して立ち止まることも出来ず。
どーーしても写真が撮りたくなったら、
歩いてる素振りで、急に振り返って「今だっ!パチッ!」みたいな
なんだかわからない俊敏さを振りまいて撮ったくらい。
「浄心門」をくぐると、ちょっとハードな「男坂」と緩やかな「女坂」に道が別れています。
もちろんバニ子一行、迷いもなく「女坂」をチョイス。
(※男坂を登れば仏舎利搭が見られるそうです。どうりでなかった…。)
しばらく歩いてゆくと杉苗奉納者の名前を書いたたくさんの札が並んでいる並木道に。
みんな元気に歩いてます。この辺は緩やかな坂だからバニ子も元気です。
永遠と続くかのような杉苗奉納者札の多さに驚きだった。
このあたりは東京都の天然記念物に指定されている杉の大木が林立しています。
直径は4~5m・樹高は高いもので約45m、
樹齢500年とも700年ともいわれる大杉の並木を歩んでいくのは、
とっても清々しい気分でした。
そんな並木道を進んでゆくと、しめ縄を締めた大木「天狗の腰掛け杉」に遭遇。
高尾山の精霊とでもいうべき存在である天狗様は、その大杉の高みの枝に腰掛け、
高尾山を登り、薬王院に参詣する人々を見守って来たんだって。
天狗様かぁ~。天狗様っていうと、ゲゲゲの鬼太郎に出て来るヤツ?
あとは能とか歌舞伎とかで被るお面とか?
まぁ、そんなイメージなんだけど。
実際にいらっしゃるんならば、なんとかお近づきにならなくては…。
だってやってみたいじゃない?
カラスを縄で縛っての空中散歩♪
そうこう思ってるうちに薬王院に到着。
薬王院は真言宗智山派の大本山で、正式名称は「高尾山薬王院有喜寺」
昭和27年に東京都の有形文化財の指定を受けています。
四天王門をくぐると、天狗様がお出迎え。
手水舎の隣にあった振り鐘?を揺らすバニ子。これがなかなか揺れなくて悪戦苦闘。
四方八方の方角を守る大将の石碑?が立派でした。
ちなみにには東西南北を守護する「四天王像」がいます。
これを見てK君がポツリ「今、仏像ブームなんだよね~」と一言。
それを聞いたみんなが一斉に「どこで?いつ?そんなのブームになるの?」と猛攻撃。
些細な一言に対し、総攻撃をくらった事にショックを受けたK君、
すっかり自信を無くしアウアウ状態に。
どうやら東京国立博物館で行われている 特別展「国宝 阿修羅展」 を
観に行きたいと思っていた心境からの一言だったらしい。
まぁ、いまやあたいの大嫌いな歴史がブームになるくらいなんだから、
仏像もどっかじゃブームになってるのかもねー。理解できないけど。
なにはともあれ、とにかく参拝。
前日までの体調不良と、出会いのなさを、運のなさを、
神様にしろ、天狗様にしろ、そろそろどーにかしていただかなくてはなりません。
とにかくすごいごったがえし。参拝も大変でした。
参拝後、さっそくご利益を確認… …
なんじゃこらー!!
我が目を疑うほどの、見事な当てっぷり『凶』!!!!
信じられん…。まさかの凶なんて…。
凶をたたき出したバニ子に向かって、苦笑いの友人達。
うん、掛ける言葉も見つからないってこのことだよね。
とりあえず、ひと泣きして、きっちりと境内に結んでおきました。
わ、忘れよう…。うん、とりあえず得意な記憶抹消術だわ。
何事もなかったように、とりあえずお御籤を購入。
おっと忘れないようにえんむすび神社にも参拝っと。
タママっちも懇願。もちろんバニ子も…って、ただの記念撮影になってるしっ!
あ、ちゃんと懇願しときましたよ。「神様、天狗様、お願いねんっ☆」って。
薬王院境内をもっとゆっくり見たかったんだけど、
10時半に高尾山に到着してから、何も食わず、この時点で13時くらい。
人は多いし、腹は減ってるし…で、山頂を目指すべく、薬王院を後にしました。
今思えば、人の多さなんかに心折れず、
茶屋とか土産屋など、もっと寄り道すればよかったかなぁ~って思います。
っていうか、下調べして行かなかったのが、原因かっ!これも凶の運だな。
それでは次回、「3つ星に挑む!in 高尾山 ~制覇!山も花もモンキーも!~」編で
お会いしましょう。
まだ、頂上着いてないって気付いた?
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