バタバタと浅草寺を後にした私たち一行。
あ、先日の続きです。
次に向かうは、ツアータイトル「寅さんの故郷柴又とぶらり都電の旅」の通り、
寅さんの故郷、柴又。
柴又に行くのはバニ子も初めて。
柴又に移動途中、終始相変わらずガイドはカミカミだったけど、
ひたすら通り過ぎては後追いで説明されるガイドを、
母T子と共にがんばって聞いておりました。
途中、久月、吉徳、まるぎんなど人形製造問屋が立ち並ぶ浅草橋を通り、
柴又に無事到着。
谷崎潤一朗や夏目漱石など多くの文人に愛された
秘伝の川魚料理で有名な「川甚」でランチ。
(※以下写真全てクリックすると拡大表示されます。)
松花堂弁当 3,150円(へぇ~、値段初めて知った。)をペロリと頂きました。
弁当を前にした母T子の顔は、ホクホクです。
浅草寺で散々つまみ食いしたくせに、弁当はまた別腹。
あたし達親子の胃袋は、宇宙なみのスケール。
写真の通り、なかなかのボリュームだったけど、米粒一つ残さず完食!
味も美味しかったし、満足、満足。
ランチ後は柴又巡りを自由にしていいんだけど、ランチタイムを入れて110分。
ここでもほとんどゆっくりしてられません。
「ゆっくりと時間を過ごしてみてはいかが。」と書かれてある
はとバスパンフレットの言葉が、ものすご~く物悲しく思えます。
ということで、他のツアー客はそそくさと弁当をたいらげ自由行動に向かったんだけど、
母T子、浅草寺だけですっかり疲れたらしく、
私達親子だけは、最後の客になるまで川甚に居座っていました。
ほとんど歩かない車社会の田舎から出てきて、
浅草寺だけでも普段に比べると随分歩いたよね。
まぁ、ゆっくり休憩しなさいな。
ところで、この川甚からは都内に唯一残る手漕ぎの渡し舟で有名な
「矢切の渡」が裏手に見えます。
今回は時間がなかったので、行かなかったけど。
また、川甚の近くには葛飾柴又寅さん記念館があります。
ここには映画「男はつらいよ」で使用された衣装や小道具が展示されてますが、
残念ながら帝釈天とは逆方向。
しばらく休憩し、やっと立ち上がった母T子。
時間が無いので、どちらに行きたいか確認し、帝釈天の方に向かいました。
帝釈天とはインド最古の聖典である『リグ・ヴェーダ』の中で
最も多くの賛歌を捧げられている軍神・武勇神インドラと呼ばれる
重要な神さまのこと、・・・らしいです。
仏の教えを信仰し従う者には、病難や火難その他一切の災難に遇えば、
帝釈天が必ず守護し、この悪魔を除き退散させてくれる、・・・らしいです。
まぁ、そんなことはこれを書くためにHPを見て今知ったんだけど。
カミカミガイドがちゃんと説明していた気もするけど、ランチ食べてる間にすっかり忘れ、
行った時には、とりあえず拝んどけ、って感じでした。
とりあえず記念撮影。本堂にも入れます。
ちゃんと入って、念入りにお参りしておきました。
帝釈堂に施された見事な彫刻や庭園邃渓園もみどころですが、
彫刻展や庭園に入場するには有料で、しかも時間も無いので今回は却下。
とりあえずゴシゴシしとけ~の、拝んどけ~の、です。
至る所に彫刻がされてありました。この彫刻も貴重らしいです。
帝釈天の周囲を取り囲む石門?を見るだけでも、
有名人の名前が書いてあるので充分楽しめます。
親子揃って、有名人に弱いんです。
渥美清、賠償千恵子、三崎千恵子、春風亭柳昇は映画「男はつらいよ」出演者です。
だけど、巨人軍 王貞治の名前を見つけたときが、一番テンション上がりました。
母T子は巨人ファンで、あたいは野球オンチ。ダイエー監督まだやってるんだっけ?
帝釈天の正面には柴又駅に続く商店街が広がっています。
昔ながらの歴史を感じるお店ばかりが並び、
その雰囲気の良さは、流石映画の舞台になる場所だと感心しました。
団子屋や煎餅屋が多かったんだけど、もちろんここは映画「男はつらいよ」の舞台。
寅さんグッズも満載に販売してました。
グッズになれば渥美清もかわいらしいものです。
高木屋老舗は寅さん役の渥美清さんの休憩所になったお店らしいです。
寅さんの実家である「とらや」の前でも当然記念撮影。
ここばかりは母T子もテンション上がりまくってました。
テンション上がった割には、饅頭は一切買ってません。
一応気分は若いバニ子。
いい雰囲気の街並みではあるけれど、ちょっと飽きてきたので、
通りにあった顔抜き看板で撮影です。
山田洋二監督の自筆石碑です。
顔抜き看板のバニ子を撮るのに、カメラを構えた母T子は
「いい歳こいて、恥ずかしい・・・」と、
我が娘を嘆きながらシャッターを切っていました。
いいんですっ!旅の恥は掻き捨てなんですっ!
柴又駅のロータリーに到着すると、銅像「フーテンの寅」が待ち構えていました。
妹さくらに呼び止められ立ち止まり振り向いている様子だとか。
とりあえずここでも写真です。
銅像だと分かってるけど、かっこよかったです。
ちなみにバニ子、ちゃんと真似してポッケに手を入れてますが、切れてます。母め。
ランチで散々食べたくせに、商店街でも煎餅や安倍川餅の試食をしまくったバニ子親子。
ちょっと胸焼けしながらも、帝釈天参道を後にしました。
集合場所である川甚駐車場に戻ると、バスの中で客とガイドがもめてました。
どうらやその客、寅さん記念館へ行ったのですが、
入場料がパンフレット記載よりも100円高かったと。
ガイドはひたすら頭を下げ謝っていましたが、客のオヤジの怒りは治まらず、
「あんたさんに言っても仕方ないから、はとバス会社に電話するわっ!」と
怒鳴ってました。100円の怒りはすごい。
そのオヤジのせいですっかり雰囲気が悪くなったはとバス車内。
なんとか場を盛り上げようと奮起しているカミカミガイドに、ちょっと同情です。
それでは次回、「はとバスツアー in東京 ~これであたいもチャンバァーの仲間入り~」編
で、お会いしましょう。
私 生まれも育ちも福井丸岡 姓は丸岡 名はバニ子
↑人呼んで オッペケペーのバニ と発します
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