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年末から年始にかけて、ある事に軽く悩まされてる。
両親共に共通している突然の仕送り攻撃。(銭は1円も入ってないよ、一応ね)

いや、ありがたいよ。
特に食料とかはね。

でも、事前連絡もなく突然送ってきやがる。
しかも、開けてビックリの箱の中身。

11月に送られてきた母T子からの荷物の中には
中古品屋で買ったアンサンブルニット。
当然だけど60を過ぎた母と服の好みが合うわけもなく、どう見てもオバチャン仕様。

「いらねー」

そう思いながら、同封されていた手紙を読んでみた。

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「昨日TVで上田桃子プロがよく似たセーターを着ていたので、
 あなたにも似合う事うけあいです」


・・・。

うけあいって・・。

とりあえず、その手紙を読み終え、グッタリしながら
アンサンブルニットのカーディガンについていた肩パットを取り外し、
「うん、がんばれば会社でだったら着れるかも」と泣く泣く受け取った(;_;)

ちなみにこの肩パット付きカーディガンたちと共に同封されていたのが、
こちらで書いたバラの飴ちゃん数十個。
プラス、これまたバラのばかうけ2個。(←なんかすごいよ、このHP)

荷造りした際に、近くにあったんだね・・・。
うらやましいよ、自由で。
自由すぎるよ、アンタ。
流石あたいのお母さんだよ。(;_;)
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母からの荷物がこんなんかと思うと、
年末に父Kイチから送られてきた荷物は、遥かに想像を超えていた。

荷物を持ってきたオッちゃんも息を切らすくらい重量のあるその荷物。
もちろん事前通告なしの、ガチンコ。

あまりの重さに「ん?これは米かっ!福井と言えば米じゃないかっ!」
と一瞬夢見たのもつかの間。
開けてビックリ玉手箱。

どっぷりヌカ付きお手製たくわん、およそ20本
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ん?頭おかしくなったか?
バニ子どんだけ食うと思ってんだ、このやろう。
たくわんなんか、食事の隅に、2・3キレ添えられてるもんだろがっ!
丸々1本のたくわんを、それも20本以上、どうしろっつーんだっ、このやろう!


実は、このたくわん攻撃。
今に始まったことじゃない。


小さい頃から実家でたくわんを漬ける習慣はあった。
父Kイチなりの漬け方で、お世辞にも「美味い!」と言える代物ではない。
でも、毎年やってることなので、きっとやらないと気が済まないんだろう。
毎年冬が近づくと、軒先にはダイコンが数本ぶら下がるのが、我が家の景観になっていた。

姉が家を出ても、私が家を出ても、母が家を出ても、
その習慣は変わらなかったらしい。

毎年のようにその年に出来たお手製たくわんを送ってくる。
決して人様に食べさせられるような味ではないけれど、
幼い頃から親しんでいる父の味なので、懐かしくもあり、結構美味しく食べてしまう。


それが、いつしか父が自ら購入したPCによりネットを覚え、
どこかのサイトで紹介されている「美味しいたくわんの作り方」とやらを独学し、
最近では、毎年のように味が変わって送られてきている。

昔の味はいずこへーーー
といった感じだ。

まあ、それなりに年々バージョンアップされ、
一昨年くらいまでは、ずっと白いたくわんだったのに、
突然黄色い色が付いてきたり、昆布やタカの爪や、その他もろもろ
訳の分からん物がヌカに混ざってくるようになった。

当たり前だが、それだけやれば、それなりの味になってくる。
美味しくなっているのは結構なのだが、
それと同時に年々送られてくる本数が増えてきている。
きっと、自慢したいんだ。美味しいって言われたいんだ。

だけど、こちとら流石に20本超えの今年は頭にきたので、
電話してクレームの一言でも言わないと気が済まないと思い立ち、電話をしてみた。

バニ子 : 「ちょっと!なんなん!アレ!多すぎやわっ!」
父Kイチ : 「いらんのなら、捨ててまえっ!」
バニ子 : 「あほかっ!捨てられるなら、電話なんかせんわっ!」

ありがたい仕送りも、度が過ぎるとただの迷惑。
おかげで年に数回しか電話もしない父と、またケンカをした。


そんな父Kイチから、年始にまたもや荷物が送られてきた。
あんなに喧嘩をしたのに、負けずに送ってるその根性もすごいけど。
またもや持ち上げるのもやっとのずっしりとした重量。

「こんどこそ、米かっ!たくわんだったら、送り返してやるっ!」
そんな期待半分、疑惑半分で開けた箱の中身。

キラキラと光輝くその姿。(ホントは輝いてないけど、そう見えた。)
キターーー!コメダーー!コメガ我が家にヤッテキター!
わあい\(^▽^\)(/^▽^)/わあいっ
福井の米は美味い!
これよっ!これを待ってたのよんっ!
すごいわー。欲しいと思ってたけど、一言も言わなかったのにー。
テレパシーだわー。流石親子だわー。

そんな浮かれ気分で目線を動かしてみた。

おい、落ち着け。
米の横にまだでっかい何かが入ってるよ。
どれどれ。あっホントだ。なんだこれ?
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泥付きさといも、およそ50個
(米も20kgくらいあったけどね。)


ねぇ、あたし、一人暮らしって、知ってるよね?
どこの大家族と間違ったんだぃ?
ありがたいよ。ありがたいけど、多すぎね?
たくわんより遥かにいいよ、助かるよ。でも、多すぎね?
世の中には「分散」っていう便利な言葉と方法があるんだよ。
ほら、見てごらん。
我が家の小さな冷蔵庫の中身が、たくわんとさといもだらけだよ、お父さん。

でも、年も開け米をGETできたバニ子は、
今回は文句一つも言わずに、ちゃんとお礼の電話をしておきました。
「ありがとう」というバニ子の言葉に
してやったりー!満々の父の嬉しそうな声が多少カチンときたけど。


昨日は家に帰ってさっそく大量の筑前煮を作りました。
もちろん年末からポリポリと食べ続けているたくわんもお供に。

今日ネットでたくわん料理とさといも料理を検索しました。
たくわんも炒めたり、似たり、なんでもできるらしいです。


よーーしっ!こうなったらやったろーーじゃないかっ!
その気になれば、たくわんの10本や20本、使い切ってやる!
そして、食いきってやる!芋も食ってやる!
たくわんに追いかけられても、さといもと一緒に煮られても、負けないわっ!



今年の初夢⇒「たくわんに追いかけられる」。昨日の夢⇒「さといもと一緒に煮られる」。

↑どうなんでしょう?この夢。